Single Collection

Plastic Tree( 塑膠樹 ) Single Collection歌詞
1.割れた窓

作詞:竜太朗
作曲:正

昨日 夢を見た 欠けたはずなのに 動く君がいて
せまい廊下の 薄明りの下 子猫と踊ってる

泣いている様な 笑っている様な 不思議な顔だから
僕は気付かない フリをし続けた 夢から覚めるまで

割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ
見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。

ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ
まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく

夢の色、ゆらり 濃くなる

割れたガラス窓を 開けたら今すぐに 答えを見付けなきゃ
見付けられない僕 咽がカラカラになる また こぼれた――――――。

ふかく ふかく ふかく 水彩に揺れ動く 僕の意識はただ
まるで まるで まるで 沈んでいくみたいに ゆっくり溶けだしていく

溶けて 溶けて 溶けて なにもわからなくなる 僕の意識はだた
ずっと ずっと ずっと なにもわからなくなる
ずっと ずっと ずっと そのまま


2.本当の嘘

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて
陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう
水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに
ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ

赤い月を眺めてたから 泣きたいほど僕の不安は
いつも記憶の片隅に かさぶたみたいに残るよ
痛いくらい きれいだったけど 光の中の僕の影を
あの高い観覧車で 誰か笑った気がした

羊のぬいぐるみを着たまま 痩せた男の子が戯けて
吐く息を白くさせて 祈るように手を合わせた
あの子と空の間には 透明な何かがあるから
きっと願いは届かない 少し寒くなる遊園地。

何もかも嘘になる、誰も居なくなる。

僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて
陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう
水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに
ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ

幻のベルが鳴り 景色が霞みだせば
何もかも嘘になる、誰も居なくなる。

僕の中の僕をいつか 固いガラス瓶につめて
陽の当たる庭の花壇に 子猫と一緒に埋めよう
水溜りに映る顔は 冷たい雨でぐしゃぐしゃに
ちぎれていった後に ただの色に変わりだしたよ

やさしく緑色の雨が 街のすべてに降りそそぐ
道のはじで探していた 僕をやっと見付けた
イスの上に 花の上に 足が無いロバの背中に
細かい雨が降りそそぐ、僕の上にも。


3.絶望の丘

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

不思議なくらい寂しい青空に 手を伸ばしてる事がそう全て
僕と空気が混ざって反応して 頭がボンヤリして解らない
誰も触れないくらい深く沈む夢に揺れたい

おしえてよ 魔法のような幸せはどこ? 僕はまた眠って
目覚めたら願いが叶って おかしくなれて 絶望の丘で立ちつくす

きっと僕は在るのか解らない 目に見えない力を信じてた
希望的観測しかない僕に 朝の光がほら降りそそぐ

誰も触れないくらい ふたりで眠り続けて
深く沈む夢のなかでずっと ゆれて ゆれて ゆれて
気付いたら君はもう消えた

おしえてよ 魔法のような幸せはどこ? 僕はまた眠って
目覚めたら願いが叶って おかしくなれて 絶望の丘で
目覚めたら願いが叶って 泣いたまま笑った

絶望の丘で立ちつくす。


4.トレモロ

作詞:Ryutaro
作曲:Ryutaro

腐乱した雲がながれた
僕はひとり、思慮の森
甘い空気のどに絡みついて喘いだ
螺旋の階段 おちていく君の血が流れたら
まるで透明で綺麗だから泣いた

胸のピアノは高い音で
鳴り響いて君が居なくなる

不安を綴ってた夢のくずを羊が食べた
くるった形の誰かが手を振った
悲観的な未来だけを僕が求めたなんて
彼はやっぱり嘘つきみたいなんだ

明日は何か見えるかな?
詩を書くのも、もう止めなくちゃ

時計がまわりだして
スピードが速く速くなって
昨日から、ずっと遠く遠く変わる
僕を笑って

時計がまわりだして
スピードが速く速くなって
昨日から、ずっと遠く遠く変わる
僕は――――。

君から僕はどれくらい離れてしまうのかな?
冷たい風が気持ち良く、僕のほほに刺さった

ただ僕だけ変わった
ただ変わって―――。


5.Sink

作詞:有村竜太郎
作曲:長谷川正

何も知らない僕はいつか眠りつづけるから
誰も届かない夢の中で溺れて 君の側へ沈んで

ねぇ 僕は夜のはじっこに居て
もう 君がうまく見えないよ
どこにかくれているの? 欠けた月の裏かな?
またたく星の音が耳をふさぎ 世界が止まった

何も知らない僕はいつか眠りつづけるから
誰も届かない夢の中で溺れて 君の側へ沈んで

ねぇ 夜の粒子状の闇が
そう 静かにただ空気をそめるよ
君がこぼす言葉が胸でコトコト響く
涙みたいに僕の肺の中に水があふれた

悲しみにさえ手を伸ばして君を探すけれど
迷い子のように僕らはまた離れて 痛みだけが残って

「赤い月をずっと眺めた それだけでなんで泣くんだろう
僕は消えたくなる。」

何も知らない僕はいつか眠りつづけるから
誰も届かない夢の中で溺れて
時間にさらされ悲しみは全部流れてしまうから
笑顔も泣き顔も多分 僕らは忘れるから

どこまでも君の側へ僕は沈んで

沈んで 沈んで 沈んで

「バイバイ。」


6.ツメタイヒカリ

作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

白いため息
こぼしてる僕はポケットに手を入れてた
風は向こうで僕を招いてる クリーム色の空まで

傘はもう要らなくなった 君が僕を見付けてくれるから

冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ
離れないように手をつないで 二人で ねえ
このままで見えなくなろう このままで見えなくなろう

雪にうずもれて僕は死んだふり 君は笑ってみてる

「ひとつ」にはなれない僕ら いつか二人の距離がとおくなる

音もなく雪が降りつづいて 足跡消してゆく
帰れなくなった僕らにただ鐘の音が
いつまでも響きわたる いつまでも響きわたる

冷たい光が途切れて ほら 雪が舞い降りるよ
離れないように手をつないで 二人が埋もれたら
どこまでも広がって「願いの果て」続いていく
限りなく 限りなく白くなれ、嘘の世界―――。

そして僕らを冬が連れ去った 光があふれてくる


7.スライド.

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

ミルクを飲んでフラフラの僕は
空気のような空想を描く
黒いトンネルに吸いこまれてく
うんざりするほど永遠にずっと

爪を噛んで数を数えて
窓を開けて 僕は終わりをまってる

スライドしてく景色のスピードが
はやくなって僕は立ちつくして
悲しまない明日を願うけど
より深い青に世界を塗りかえてく、きっと―――。

針のような三日月の夜に
ゆううつな僕の影を見つけた
追いかけないように釘づけにしたい
新しい僕の傷口を 見て

なんでまた泣いているんだろ?
痛みにだけ僕は素直になってる

スライドしてく景色が止まったら
こわれてく未来を感じてた
目も眩む白い朝が来て
見えなくなるから何もなかったみたいに、きっと―――。

爪を噛んで数を数えて 終わりの日をまってる
そして いつか窓の向こうで君が笑いながら
僕に手を振るんだ

スライドしてく景色のスピードが
はやくなって僕は立ちつくして
悲しまない明日を願うけど
より深い青に世界を塗りかえてく、きっと―――。


8.ロケット

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

同じ夢ばかり見る僕は今日もまた2時間しか眠れない
胸の奥までベルが鳴るから たまには出掛けてみよう
僕の手に聖書はないから公園で希望を空に祈る
衛生的な青すぎる空 そして遠すぎる僕
君と暑さのせい 僕の血は濃くなって
ネジが回りだしてとても泣きたくなる

このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく
光に埋もれるまでずっと眺めてて

鳴かないカラスの群れはまるで電線の五線譜で音符みたい
メロディーをなぞる僕を置いて音もなく飛んでいく
言葉ならいくつも胸につまってるけど
声にならないまま いつか あふれだして

どこまでも高く昇りつめて 青より碧い中
真夏にあえぐ僕は潜り込んでいく

君と暑さのせい 僕の血は濃くなって
ネジが回りだしてとても泣きたくなる

このまま眼を閉じ 空を昇り 願いもこえていく
光に埋もれながら離れていく
「そこから、、、ねぇ、まだ僕の事が君に見えていますか?」
ほら 宇宙のはてまで すいこまれて
やがて いつか 消えてく―――――。

目を開けた。色あせた世界に僕はいた。
空を見た。希望はまた帰ってきた。


9.プラネタリウム

作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

ボクの奥に鍵をかけた
痛みとかいろいろ閉じ込めた
夜空の上 鳴り止まない
囁く声に耳を塞いで
見上げているボクの前で
夜の粒子が星をみがく
なんで僕が泣きたいのか
やっとわかった

何 も な い ボ クは
どこに行けばいいのかな?
ずっとかわかない
涙がどんどんあふれた

嘘みたいな目覚めない星
手を伸ばして君だけ探すけれど
にせものだからきっと届かない

何 も な い ボ クは
どこに行けばいいのかな?
ずっとかわかない
涙がどんどんあふれた
あのね、 思い出は
痛いくらいきれいだから
鍵をかけていつまでも
ボクに閉じこめなきゃ―。

ど ん ど ん 遠 く
ど ん ど ん 遠 く
君 が い な く な る
い な く な る


10.鳴り響く、鐘

作詞:竜太郎
作曲:正

あのね、
雨上がりの空
見つめすぎた駄目な僕は
何もかもがわからなくて
希望的観測を日記の中に書き綴って
また見上げた
ぐちゃぐちゃにまぜ合わせてた絵の具の色に
塗り変えた空に僕は手をかざして
うまくしゃべれるように
誰にでも笑えるように
願い続けた

どこかで鐘が鳴り始めた
どうして君は泣いているの?

あのね、
「おやすみなさい。」って
きちんと僕は言ったのに
つぶれた目の螺子が痛くて
眠れなくなった僕は
エピローグの続きをただ作り続けた
いっぱいこわれた時計を
部屋の隅っこに並べて
時間を数えて遊んだ
そんな僕を無視して
灯りはひとつずつ消えて
なくなりだした

どこかで鐘が鳴り始めた
どうして君は泣いているの?

降り注ぐ雨の中で
ほら、雲の向こう
鐘の音がまた響いた


11.アブストラクト マイ ライフ

作詞:Tadashi
作曲:Tadashi

麻酔の切れかかる午後は神経が剥き出しになる…
花瓶に差した花を見て美しいなんて思わない…
針の先から溢れ出す透明な血を思い出す…
君がほほえんだとしても 私はただのキカイになる…

鳥籠からカナリアが裏切って逃げ出してゆく…
私の中にある「軸」が少しずつ歪んでしまう…
なつかしい匂いは白いタイルの影に隠れてる…
子宮の記憶をなくして 私はだだのキカイになる…

塗りつぶした本能に答えが隠されていれば…
絶望の手掛かりさえもみつけだすことができる…
塗りつぶした本能に答えが隠されていれば…
絶望の手掛かりさえもみつけだすことができる…

ABSTRUCT MY LIFE…


12.パノラマ

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

あー、雨音シトシト
みみずはからみあって
あー、心はザワザワ
明日がぼやけだして

汚れてるパイプを流れて、
取り残されてる体がちぐはぐな感じ。

あー、雨水シトシト
静脈管にごって
あー、僕達はケラケラ
ごまかすようにはしゃいで

また夜の帳が下りる、
宵闇の中に隠れて逃げよう。

例えば
朝になって黒い雨が止んで
鈍い日が照らす家を僕は出て
13階のビルの屋上で目をつむって
神様に話しかけた。
やがて碧ざめた空は高く澄んで
街はおとなしく静かにくるいだして
目を開けた僕はなんとなくね、笑ってみた。

「神さま、さようなら」


13.「月世界」

作詞:Ryutaro
作曲:Tadashi

夢遊病の
僕は夜空を登っていく
エスカレーターで
星あかりの余波を受けて
埋めた犬は遠くで泣いた
唄う僕の中で ゆらり
君のユーレー
眠れなくて祈る僕は
好きな君に会いにいくんだ
迷想する思考の僕にながれてくる
「星に願いを」
目が会うのは
針のような三日月で

そっと触れた月 僕をきずつけた
そっと触れた月 僕をきずつけて
そっと触れた月 僕をきずつけた
そっと触れた月 僕をきずつけた
そっと触れた月 僕をきずつけた
そっと触れた月 僕をきずつけた
そっと触れた君 僕をきずつけた
そっと触れた君 僕をきずつけて―――。

(…キスして。)


14.ブランコから

作詞:Ryutaro・Tadashi
作曲:Tadashi

退屈な景色 泣きそうになって
ブランコゆらして 空を見上げて

あくびをしてるカラス、黒い天使に見えた。

大切なものばかり失くしてしまった僕は、
からっぽの世界からまた手をのばして、
のばして、のばして―。

ため息ついたら また目をつむって
10秒数えたら 何かが変わって

ねぇ、僕はみんなのような
笑い方ができるかな?

大切なものばかり 失くしてしまった僕は、
からっぽの世界から また手をのばして、
のばして、のばして―。

欠落した感情 ぜんまい仕掛けの涙
ねぇ、僕にかけられてた
魔法はもう消えたから

大切なものばかり失くしてしまった僕は、
本当に伝えたい言葉が思い出せない。
大切なものばかり失くしてしまった僕は、
からっぽの世界からまだ手を伸ばしているよ。
速くなるブランコのさびた鎖が切れたら、
僕の手が赤くなる空まで
届いて、届いて、届いて―。


15.オルガン.

作詞:Ryutaro・Tadashi
作曲:Tadashi

空は綺麗だった 息が詰まるくらい
誰かが呼んでる気がして振り向いた

オルガンがどこかで響いて
ほころびた 僕のガーゼをなでた

遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう
ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに

僕は知ってるんだ 終わりが来る事を
気づかないふりでこころを閉ざしても

うまく口笛が吹ける日を
待ち続けて また空を見上げた

遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう
ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに

空へ堕ちる夢で目覚めて 涙があふれた
それはまるで嘘みたいだった―――。

遠く何かを願ってもキラキラと散らばってしまう
ひとり置き去りの僕はもう飽きてしまったのに

オルガンがまた聞こえた


16.プラネタリウム

('98Version)
作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

ボクの奥に鍵をかけた
痛みとかいろいろ閉じ込めた
夜空の上 鳴り止まない
囁く声に耳を塞いで
見上げているボクの前で
夜の粒子が星をみがく
なんで僕が泣きたいのか
やっとわかった

何 も な い ボ クは
どこに行けばいいのかな?
ずっとかわかない
涙がどんどんあふれた

嘘みたいな目覚めない星
手を伸ばして君だけ探すけれど
にせものだからきっと届かない

何 も な い ボ クは
どこに行けばいいのかな?
ずっとかわかない
涙がどんどんあふれた
あのね、 思い出は
痛いくらいきれいだから
鍵をかけていつまでも
ボクに閉じこめなきゃ―。

ど ん ど ん 遠 く
ど ん ど ん 遠 く
君 が い な く な る
い な く な る


17.液体

('98Version)
作詞:竜太朗
作曲:Tadashi

雨の音 混ざって聞こえてる
憂鬱な笛の音 うるさいから
もう少し 眩暈がするような
君の言葉もっと ねぇ聞かせて

青白い 僕の中の心臓
ネジのような音で 悲鳴をあげた

病んでいる 蜘蛛になった君と
ひからびた僕が 転がる部屋

溶け合って 混ざり合って
なのになんで こんなに寂しいの?
やさしい 君の顔
僕の前で 歪みだしてく

戯ける君が重い 扉開いたなら
落ちてくよ 螺旋の階段を回りながら

溶け合って 混ざり合って
なのになんで こんなに 寂 しくて
やさしい 君の顔
僕の前で歪みだしてく
溶け合って 混ざり合って
なのになんで こんなに 寂 しいの?
やさしい 君の顔
僕の前で 歪みだしてく